用意する帳簿は青色・白色で変わる!フリーランスの確定申告!

フリーランスになったら帳簿をつけましょう。
帳簿をしっかりつけないと、穴だらけの確定申告になるからです。

申告額に不備があると、税務署から調査がくるかもしれません。
嫌な思いをしないためにも、帳簿をサクッと身につけましょう!


帳簿とは、仕事にかかわるお金の動きを記録すること!

帳簿とは、仕事にかかわるお金の動きを記録することです。

会社では経理さんがやってくれましたが、フリーランスになったからには自分で帳簿をつけなくてはなりません。

フリーランスになってお金の動きがあれば、その都度お金の動きを記録して、1日ごとにまとめておきましょう!

お金の動きを記録しよう!
  • 帳簿はアプリでつけよう!
  • 白色申告につかう帳簿は1つ!
  • 青色申告につかう帳簿は8つ!
  • お金をつかったらアプリで記帳!
  • 帳簿の保管は、5年・7年!

それぞれ解説していきますね!


フリーランスにおすすめ!会計アプリで記帳しよう!

結論!帳簿はスマホアプリでつけましょう!

仕事にかかわるお金を記録するのですが、仕訳するだけで確定申告の書類に反映されるのです。

青色申告者は、7種類の帳簿に記帳しなくてはなりません。
紙媒体の書類だと自分で作成しなくてはなりませんが、クラウドサーバーをつかったスマホアプリの帳簿は、支訳の入力だけで他の帳簿にデータが反映されていきます。

なんといっても、その場でスマホ記帳できる!ことの便利さです。
お金の支払いがあったら、アプリでサクッと入力しておしまいです。

帳簿への記帳を後回しにすると、マジで「これ、なんだったっけ?」となるので、シンプルに時間のムダです。
思い出すことは人間よりもコンピューターがたけているので、スマホアプリがおすすめ!

ちなみにぼくは「freee」つかってます。UIがシンプルで使いやすいからです。課金額でえらぶのもいいですが、ただでさえ小難しい作業なので、見やすさだったり使いやすいデザインでえらびました!

ルーティーン化することで、忘れることなく帳簿に記録できますよ!

\ シンプルで使いやすい! /

【白色申告】用意する帳簿は1つ!サクッと解説!

白色申告とは、税務署に開業届をださなくても納税できる方法です。
白色申告のポイントです。

白色申告のポイント!〉
  • 法廷帳簿1つのみでOK!
  • 帳簿への記録はシンプルでOK!
  • 帳簿の保存期間は7年間!

青色申告は、帳簿を7つ記帳しなければなりません。
それに対して、白色申告は法廷帳簿の1つで大丈夫です。

仕事にかかわるお金の動きを、表のように記帳していきます。

青色申告よりも簡単な記帳であるため、簡易帳簿とよばれています。

保存期間は7年です。
2023年度の帳簿なら、7年間は保管して、2030年以降は破棄してもいいですよ、ということです。

白色申告でもアプリをオススメします。
会計処理の要といえる勘定科目にふれられるからです。

フリーランスなりたては、勘定科目の定義に振り回されて、消耗するんですよね…。
おいおい青色申告に変えるつもりなら、早めに慣れておきましょう!

支訳帳の借方・貸方って、マジで最初はバグりますよ!


【青色申告】10万円控除は5つ、65万円控除は7つの帳簿を用意しよう!

青色申告とは税務署に開業届・青色申告承認申請書をださないと、えらべない納税方法です。

帳簿の保存期間は白色申告と同じで、7年間です。

青色申告は控除枠が2つ用意されていて、10万円・65万円があります。

基礎控除とは誰でも使える控除枠のことです。

〈青色申告の3つのポイント!〉
  • 開業届・青色申告承認申請書が必要!
  • 帳簿の保存期間は7年間!
  • 10万円控除・65万円控除の2つあるよ!

基礎控除が10万円の青色申告から解説していきますね!


基礎控除が10万円の青色申告は、帳簿を5つ用意しよう!

基礎控除が10万円の青色申告は、5つの帳簿が必要です。

10万円控除の青色申告をえらぶと、帳簿は5つ用意する、ということです!

〈5つの帳簿が必要だよ!〉
  • 現金出納長
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 固定資産台帳
  • 経費帳

基礎控除が65万円の青色申告の下に、帳簿の特徴をまとめてあります!
該当する帳簿をチェックしましょう!

帳簿説明へスクロール


基礎控除が65万円の青色申告

基礎控除が65万円の青色申告は、7つの帳簿が必要です。

65万円控除の青色申告をえらぶと、帳簿は7つ用意する、ということです!

〈7つの帳簿が必要だよ!〉
  • 仕訳帳
  • 総勘定元帳
  • 現金出納長
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 経費帳
  • 固定資産台帳

用意する帳簿をそれぞれみていきましょう!


【青色申告】7つの帳簿をくわしく解説!

ここで紹介するのは7種類の帳簿についてです。

会計処理に必要なので、たとえ0円でも用意しましょう!
税務署が必要書類をチェックするからです。
0円だから用意する必要がないよね、となりがちですが、変に目立たないためにもしっかり用意しましょう!


仕訳帳

支訳〈シヤク〉とは、1つの取引を原因と結果に振り分けることです。

具体的には、借方〈カリカタ〉と貸方〈カシカタ〉に振り分けて、勘定項目を添えることで、決算書をつくりやすくしているのです。

ポイントとなるのは、資産・負債・資本の3つと、収益・費用の2つあります。

資産・負債・資本の3つは、貸借対照表〈タイシャクタイショウヒョウ〉をつくる要素となり、収益・費用の2つは、損益計算書をつくる要素となるのです。

支訳のポイント!
  • 取引を原因と結果に振り分けよう!
    →借方・貸方に振り分けることだよ!
  • 勘定科目を添えていこう!
    →資産・負債・資本・収益・費用が明確になるよ!
  • 支訳したデータが決算書の元になる!
    →貸借対照表と損益決算書に反映されるよ!

貸借対照表と損益計算書に必要な要素が、資産・負債・資本・収益・費用の5つというわけです。

1つの取引を5つの要素に振り分けることを支訳といい、1つにまとめたものを支訳帳というのです。


借方・貸方に当てはめて、勘定科目を決めることが支訳だよ!

取引を支訳してみましょう!

クライアントから5万円の入金がありました。
これを支訳すると次のようになります。

借方・貸方のどちらに何を記載するかは、お金の流れで決めましょう!

ですので、借方に「現金〇〇円と書き入れ、貸方に売上」を書きこめばいいのです。

勘定科目とは、支訳するときの振り分けの種類のことで、どの科目を記帳するかで、資産・負債・資本・収益・費用に反映されていきます。

取引があったらどの勘定科目を記帳するかは、自分自身で決める部分です。
このあたりも難しく感じさせる部分ですね。

仕訳は、会計特有の表現が組みこまれているので、わかりづらい部分でもあります。

支訳を理解してしまえば、帳簿に対しての難易度はグンとおちるので、頑張りどころです!


借方・貸方には、取引内容にあてはまる勘定科目をくみこもう!

取引内容を勘定科目に当てはめましょう!勘定科目に関しては、習うより慣れろ、です。

勘定科目は取引で決まってるからです。

勘定科目一覧表


総勘定元帳

総勘定元帳は、勘定科目ごとに用意するものです。
勘定項目ごとの、経営チェックができるようになります。
1度の支払いでおわる通信費が、何件か記載されていたらひっかかりますよね。
勘定科目ごとに、お金の動きを見やすくさせましょう!

総勘定元帳のポイント!
  • 勘定項目ごとに、見やすい資料をつくろう!

現金出納帳

現金出納帳〈ゲンキンスイトウチョウ〉は、現金の流れをまとめたもので、総勘定元帳の現金勘定にあたるものです。

どちらか一方を用意しましょう!


買掛帳

勘定科目の買掛金をまとめたものです。

買掛金とは勘定項目のことで、取引のときにお金のやりとりが後回しになるものです。

飲食店などは食材を前もって調達するので、発注の時点では買掛金となります。

買掛帳を見返すことで、月をまたいでいる取引がわかります。


売掛帳

勘定科目の売掛金をまとめたものです。

売掛金とは勘定項目のことで、取引のときにお金のやりとりが後回しになるものです。

小麦粉工場などは飲食店から前もって依頼されるので、発注の時点では売掛金となります。

売掛帳を見返すことで、月をまたいでいる取引がわかります。


経費帳

必要経費とは、仕事にかかわるお金のことです。

必要経費から、仕入れに当たる勘定科目をさしひいたものを記帳していくのです。

飲食店を経営しているなら、地代・家賃・消耗品費・租税公課・水道光熱費などは、経費帳に記入しましょう!


固定資産台帳

勘定科目の固定資産をまとめたものです。

固定資産とは、1年以上使える高額なものをいいます。

PC・車・ワークデスク、などです。

帳簿に制約がないので、見返したときにわかりやすくしておきましょう!


お金をつかったらすぐに帳簿をつけよう!

帳簿の極意は、その場で記帳です!

記帳しなくてはいけないものを後回しにして忘れる、ありがちですね。

スイカで電車の改札をとおったら、電車をまってるあいだにポチポチしておわりです。
食事したら、車を動かす前にポチポチしておわりです。

スマホはいつでもつけられるうえに、慣れると1分で帳簿できます。


白色申告も青色申告も、帳簿の保管は7年だよ!

帳簿は、白色申告も青色申告も、7年ほど保管しましょう!

請求書・納品書・送り状・領収書などの書類は、5年ほど保管しましょう!

紙での確定申告は、年度ごとにまとめて保管することをおすすめします。
税務調査がはいったら、サクッと資料を渡せることで、ちゃんと管理してるな!とおもわれるからです。

アプリはクラウドサーバーで保管できるので、電波があればどこでもみれます!


帳簿をつけないと、脱税を疑われるよ!

帳簿をしっかりつけてないな!と、疑いがかけられると、自宅に税務署の方がやってきます。

訪問されたら、帳簿をまとめてお渡ししましょう!

質疑応答の調査がはじまるので、サクッとこたえて、職員の言い分を受け入れましょう!

目立つところがあると、罰金として追徴課税もあるので、覚悟の時間です!


まとめ!帳簿・確定申告におすすめ!会計アプリでサクッと解決!

シンプルに会計アプリ一択です!

  • すぐにつけられる!
    →忘れない!
  • 支訳で全書類に反映される!
    →手間がはぶける!
  • スマホでいつでもみれる!
    →かさばらない!
  • 確定申告ができる!
    →並ばない!ポチッと反映!納税もスマホでOK!

いままでは一体なんだったのでしょうか。

メリットのかたまりでしかありません!

全体像が把握できたなら、帳簿・確定申告はアプリでサクッとおわらせましょ!

\ アプリ一択! /