ドット〈dot〉とビット〈bit〉の違いとは?今更聞けない基本!


ドット〈dot〉とは?

デジタル上の画像・文字を構成する最小単位をドットdot〉といいます。

あなたが目にしているこの文章自体も、ドットのかたまりなのです。

面積比が同じであれば、ドットが多いほど色が鮮やかになっていきます。

1ドットには色情報〈RGB〉を1つだけもつことができます。

目に見える色を表現するためには連続のRGB3色が必要で、R〈1ドット〉・G〈1ドット〉・B〈1ドット〉の計3ドットで1画素となり、色を表現できるようになります。

RGB=3ドット
3ドット=1画素
8ビットは1ドットで256階調を表現
8ビットは1画素で約1780万色を表現

上の画像から離れてみると、、、

先ほどはポインタの先端をアップして説明したものです。

モニター・TV・スマホ・パソコン画面・任天堂SWITCHの画面など、全てこの原理で動いてます。


ビット〈bit〉とは?

コンピューター上で処理する情報の最小単位をビットbit〉といいます。
ビットは〈01〉または〈オンオフ〉しか入力できない仕組みです。

ビットってコンピューター関係の説明で使われる単語で、カメラと関係ないのでは?と思われる方もいるでしょう。

ビットという言葉は、カメラにおける「ピクセル / 画素」という部分に直結するので、カメラの原理上はとても大事なんですが、日常会話の中で使われるようなものではないですね。

というふうに、〝0〟か〝1〟の数字を組み合わせて情報そのものになる部分です。

ドット絵で説明します。


1ビット

2パターンの色情報
➝〝0〟に白を、〝1〟に黒という情報をドットで表現しました。

〈0:白〉〈1:黒〉

2ビット

4パターンの色情報
➝〝00〟〝01〟〝10〟〝11〟
➝ファミコンソフトで多く見られます。

〈00:白〉〈01:黄〉〈10:赤〉〈11:黒〉

3ビット

8パターンの色情報
➝〝000〟〝001〟〝010〟〝101〟〝100〟〝110〟〝011〟〝111〟

〈000:白〉〈001:紫〉〈010:青〉〈100:黄色〉
〈011:緑〉〈110:赤〉〈101:灰色〉〈111:黒〉

4ビット

16パターンの色情報
➝〝0000〟〝0001〟〝0010〟〝0100〟〝1000〟〝0011〟〝0110〟〝1100〟〝1001〟〝0111〟〝1110〟〝1101〟〝1011〟〝0101〟〝1010〟〝1111〟

〈0000:白〉〈0001:ピンク〉〈0010:紫濃〉〈0100:紫〉〈1000:水色〉〈0011:青〉
〈0110:群青〉〈1100:黄〉〈1001:黄緑〉
〈0111:緑〉〈1110:オレンジ〉〈1101:赤〉〈1011:茶〉〈0101:グレー薄〉〈1010:グレー濃〉〈1111:黒〉

ビットの単位を増やしていくと、パターン数も増やせるのです。

『2のn乗』でパターン数がだせます。
数学でいう指数ですね。

4ビット以降だよ
  • 5ビット ➡ 32パターン (2の5乗=32)
  • 6ビット ➡ 64パターン (2の6乗=64)
  • 7ビット ➡ 128パターン (2の7乗=128)
  • 8ビット ➡ 256パターン (2の8乗=256)
  • 9ビット ➡ 512パターン (2の9乗=512)
  • 10ビット ➡ 1024パターン (2の10乗=1024)

というふうに、どんどん表示できるパターン数が増えてゆくのです。
メディアなどでは「指数関数的増加が~~~。」という使い方を聞いたことがあるかもしれません。

このビットによって導かれるパターンは、光の三原色とよばれる〝〟と関わりあって、〝1000万画素〟とか〝1280万ピクセル〟というふうに、カメラ本体のスペック部分に表記されます。

下の鮮やかな画像は、R・G・Bの階調です。
一番上の白い部分が0階調で、階調を上げていくとだんだん色が濃くなり、一番下の赤・緑・青の部分が255階調です。

白にあたる階調が1種類。
色にあたる階調が255種類。
1種+255種=256種類。

8ビットだと各色256階調。

3色混ぜると24ビットの256x256x256=1677,7216色。

24ビット=約1680万色となります。